「…イ、イヤ!こ、殺さないで、私、死にたくない!」

「…先に二人を地獄に送ったけれど、私、一番ムカついているのは、アンタなのよ実は。

小岸由子!アンタみてると、同性として吐き気がするわ。

教えてあげる、心。驚く無かれ、今回の心に対しての嫌がらせの元々の発端は、この女…

この女が、言い出しっぺなのよ!」

「そ、そ、それはどういう事…」

あまりにも恐ろしい光景を前に、がくがく体を震わせながら、何とか声を振り絞って圭子に聞き返した。

「いつか心が言ってたじゃない…アンタが最近まで付き合ってたタカシって子が、『前の女の方がましだった』って言ったって。

…その女って、コイツの事よ。

浅はかすぎる、ガキ過ぎるよコイツら!塚田はアンタにふられ馬鹿にされたのが原因で、こいつは、タカシって子に未練持ってての、アンタに対しての嫉妬が原因で、アンタに嫌がらせを…