璃子へ



お前が元気じゃない事は知ってる。突然こんな事になってごめん。

この手紙が本当に璃子に届くのか分からないけど、もう手段がないから全て書こうと思う。


最初に言っとくけど俺が死んだのはお前のせいじゃないから。多分璃子は相当自分を責めたと思うけどそれはもう止めて。

俺も最初は受け入れられなかったけど、人間は生まれた時から寿命が決まってるんだって。

だから俺はあの日に死ぬ運命だったんだ。悔しいけど。


璃子とは3歳の時からの付き合いだから、もう14年も一緒に居たんだな。俺が居なくて大丈夫か?

璃子は人付き合いが得意じゃないならすげー心配。

わがままでぶっきらぼうだけど、お前がいい奴なのは俺が保証するから安心しろ。

だから自信を持てば俺みたいに長く付き合える人に必ず会えるから。ってか俺が出逢わせてやるからそこは大丈夫。


それからあまり好き嫌いはしない事。

もう代わりに食べてあげられないから、頑張って克服しろ。ただでさえ細いんだから。


後、勉強しろよって俺が言っても説得力ないか。色々いい始めるとキリがないんだけど、ここからは真面目に書くから真剣に読んで。