「雪ちゃんはとっても優しいの。いっつも笑わせてくれるし面白いし、雪ちゃんと一緒に居るの大好き」
景色を楽しんでいた雪女が足を止めて振り返ると、息子を褒められて嬉しくなったのかふわっと微笑んだ。
「あの子が優しい子に育ったのは、あの人のおかげ。ふふ、嬉しいわ」
「あの人って…雪ちゃんのお父さんのこと?雪女さんは今でも旦那様のことが大好き?」
「ええ、この身がただの雪に戻るまでずっとあの人だけを愛しています。だから私はもう主さまには恋心を抱いていないの。…わかってもらえました?」
つまりはそこが言いたかったらしく、少し力を込めて握ってきた雪女の手を握り返しながらため息をついた。
「主さまもとっても優しいんだけど、でもわかりにくくって…」
「わかります。主さまは不器用だし、百鬼に対しては平等な態度で臨まれる方。けれどあなたと一緒に居る時の主さまは明らかにいつもと違います。知っていました?」
「え…、ううん、知らなかった…」
「ふふ、似た者同士なんですね」
――雪女と話しているとなんだか足元がふわふわしてしまい、雪女が醸し出す雰囲気が大好きになった息吹は腕を組むとまた歩き出した。
「雪男と人は夫婦になれるんですか?」
「愛し合い、2人の心が通じ合っているのならば…契りの時を迎えも凍ることはありません」
「へえ…素敵…!すっごく素敵!」
「あの人と出会うまでは主さまにつれなくされて苦しかったけれど、あなたは違う。私は私の息子…氷雨をあなたが選ばなくても冷たくしたりしません。あの子…時々突っ走ることがあるけれど気にしないで下さいね。よく考えて下さい」
見つめ合い、笑い合っていると2人がどんな話をしているのか気になってたまらなかった主さまと雪男が2人を捜しに現れた。
「あ、雪ちゃんと主さまだ」
「捜したぞ」
息吹を見つめながらそわそわする主さまに雪女が苦笑を浮かべた。
景色を楽しんでいた雪女が足を止めて振り返ると、息子を褒められて嬉しくなったのかふわっと微笑んだ。
「あの子が優しい子に育ったのは、あの人のおかげ。ふふ、嬉しいわ」
「あの人って…雪ちゃんのお父さんのこと?雪女さんは今でも旦那様のことが大好き?」
「ええ、この身がただの雪に戻るまでずっとあの人だけを愛しています。だから私はもう主さまには恋心を抱いていないの。…わかってもらえました?」
つまりはそこが言いたかったらしく、少し力を込めて握ってきた雪女の手を握り返しながらため息をついた。
「主さまもとっても優しいんだけど、でもわかりにくくって…」
「わかります。主さまは不器用だし、百鬼に対しては平等な態度で臨まれる方。けれどあなたと一緒に居る時の主さまは明らかにいつもと違います。知っていました?」
「え…、ううん、知らなかった…」
「ふふ、似た者同士なんですね」
――雪女と話しているとなんだか足元がふわふわしてしまい、雪女が醸し出す雰囲気が大好きになった息吹は腕を組むとまた歩き出した。
「雪男と人は夫婦になれるんですか?」
「愛し合い、2人の心が通じ合っているのならば…契りの時を迎えも凍ることはありません」
「へえ…素敵…!すっごく素敵!」
「あの人と出会うまでは主さまにつれなくされて苦しかったけれど、あなたは違う。私は私の息子…氷雨をあなたが選ばなくても冷たくしたりしません。あの子…時々突っ走ることがあるけれど気にしないで下さいね。よく考えて下さい」
見つめ合い、笑い合っていると2人がどんな話をしているのか気になってたまらなかった主さまと雪男が2人を捜しに現れた。
「あ、雪ちゃんと主さまだ」
「捜したぞ」
息吹を見つめながらそわそわする主さまに雪女が苦笑を浮かべた。

