俺は、クロを探すことにした どこに行ったかなんて、さっぱり分からないが、何もしないなんてこと出来ない 夜だから、大丈夫だと思うけど一応、帽子とサングラスを持った そして、靴を履いて玄関の扉を開けた 「あれ?優さん。どこか行くんですか?」 扉を開けた向こう側に、探しに行こうと思っていた人が立っていた 「…………どこ行ってたの?」