私はペットです。雌犬です。


「好きなんだ…心菜」


もう一度確認するように、呟かれる

そして、私も告げる


「私も…好きですっ…」


想いが通じた…
その事実に、涙が流れる


「好き…」

「ん、好き…」


お互い噛み締めるように、呟く愛の言葉


そして、愛の言葉を紡いだお互いの唇が重なる


ついばむように
小さく何回も重ねられる唇

それが終わると
いつもの深いキス


離れていたからかな?
寂しかったからかな?

いつもは、そんなことしないのに
私は、優さんの背に手を回し、思いっきり抱きついた

もう、離れたくない…