現れたのは、ヤバそうなお兄さん2人組

俺を見て…
正確には、俺に抱き抱えられたこの子を見てニヤリと笑った


「ありがとう。捕まえてくれて。その子…こっちに渡してくれる?」


ヤバそうなお兄さんの片方が言う

なんだ?
この子…いったい何なんだ?


「なんでですか?保護者…では、なさそうですけど?」


こんなヤバそうな人達に、この子を渡していいのか…?

答えはNO

駄目だ、この人達怪し過ぎる


「保護者じゃないが…その子の所有権はこちらにある。大人しく渡しなさい」


「所有権…?」


まるで、物のような扱いだ


「そう、その子…1000万の借金の肩代わり。親の借金だってのに、哀れな娘だよ。」


あぁ、なるほど…
理解した

分かりやすい説明ありがとう
怪しいお兄さん