私はペットです。雌犬です。


自室を出てリビングに行くと…


「ちょっと、失敗しちゃった」


っと言った、原山さんが何かを持っていた

えっと…
それは…食べ物ですか?

黒と黄色と赤が、グチャった物がお皿の上に乗っかっている

もう一度見る…
え、それ本当に食べれますか?


「ふわふわオムライスを…作ろうとしたんだけど…えへっ」


"えへっ"じゃねぇよ!

自分の歳を考えろ!
20代後半に差し掛かった女が使っていい言葉じゃないんだよ!

っとは、言えない
だって、今の俺は"桜治ユウ"モードだから


「大丈夫、味はバッチリだから」

「…はい、じゃあ…いただきます」


そして、目の前に出される
オムライスらしき物…

俺は今日…
死ぬのかもしれない…