そして時は流れ、受験当日の日になった。 いつもより早く起きた僕は制服に着替えリビングへと向かった。 リビングには母さんが忙しそうに昼食の弁当を作っている。 「朝ご飯、そこにあるから早く食べなさい」 僕はテーブルにあった食パンにイチゴジャムを付けて食べた。 兄さんは僕がリビングに来て10分ぐらいしてから来た。 「おはよ~」 兄さんはニコニコしながらリビングに入って来た。 兄さんには緊張感がないらしい。