目の前の女の子は、あたしが名前を呼んだ瞬間顔をほころばせた



朱莉「蓮哉…じゃなくて、蓮香先輩!!ですよね?



覚えてくださって嬉しいです!!」



とニコニコ顔をして言いだす


蓮香、という名前を知っている…のか


という考えが出てきたけれど、それよりも、だ



ここは今銃も持ち出されている場所だ



そんなところに一般人が…



もうだいぶ血が飛び散っているここにおいとくわけにはいかない



きっと通気口の穴から飛び出してきたのだろう



さっきあたしに銃を向けていた男は、朱莉の下で伸びていた



蓮香『ここは危険なのにどうして…』



どうして来れたのかっていうのもあるし、きっとあたしを恨んでいるであろう人がどうしてここに?ということもある



そして今少しでもタイミングがずれていたら、銃は朱莉に当たって、死んでいたかもしれない




なぜ?


という疑問がふつふつと出てくる