いつか美鈴と話したカフェで感じた 瞳の奥に宿った 強い意思 あれは… 包み込むように 全身全霊で 愛する人の幸せだけを祈っている 見守る愛 「彼女はバカな呪縛に取り付かれて… 自分を心ごと売り飛ばそうとしている…」 美鈴は何もしない訳じゃない そんな大きな気持ちを持っていて 何もしないでいるということは、どれ程のものだろう? 敵わない 「…うっ…くっ…」 敵わないよ… 私の気持ちなんか 美鈴に全然敵わない 三池くんは泣きじゃくる私の頭を静かに優しく撫でてくれた