冷たい君の裏側に


「じゃ、またあとで。まってっからな」
「あんた楽しみにしすぎ~」

2人の会話に皆で笑った。


やっぱり寂しくて、チラッと柊の方を見た。

え...

目が 合ってる?
あたしをみてるの?

何も考えられずにいると、柊が笑いながら階段の下を指差した。


見てみると、


「あははっ」

いつも髪のフサフサな先生が、はげてる?

「きゃははは!ヅラだったの!?」



柊も爆笑。

「え、ちょっとどしたの?」
「なになに、あやしい!」

「内緒!」



急に視線を浴びて、慌ててごまかした。