それだけなのに--- こいつはその白い頬を桃色に染めた。 「そ、そんなだれにでも言えるようなこと言っても...。うれしくないもん。」 あれ? 行動の割にはきつめの言葉。 「強気なお姫様だな。...愛。」 ふと名前を呼んでみたくなったんだ。 愛...こぱっづかしい名前だな。 「姫って...。しかも何で名前?あぁ、付き合ってるからか。」 1人で納得してくれた。 助かるな、こういう性格。 俺ってめんどくさいこと嫌いだからな。