次の日-----


起きたのはお昼前だった。


さすがに、昨日大泣きしただけあって、顔がパンパンにむくんでる。


湯船にお湯を張って、ゆっくりとお風呂に入った。


ゆっくりする時間なはずなのに、やっぱり霧生や尚吾の事を考えてしまう。


霧生が死んだなんて聞いても、実感なんか湧かないし。


お兄ちゃんが何かしたのかと思うと、あたしの事がバレるのも時間の問題。


尚吾は、まだ怒ってるのかな?


顔合わせづらい…。


ずっと考えてたら、2時間近くお風呂の中で。


すっかりノボせちゃった。


冷蔵庫の中に入っていたスポーツドリンクを一気飲みすると、バスタオル1枚でバタンとリビングのソファに寝転がった。


天井がグニャグニャと動いてて。


おかげで、何も考えなくて済む。


30分も横になってたら、だいぶ楽になった。


起き上がって、部屋に行くと着替えてメイクをして。


出かけようと携帯を手に取ると、サイドランプがピカピカと光ってる。


「尚吾?!」


なんて淡い期待をしながら開いた。


『件名  美優(。^ω^。)

本文 -----

おはようです♪♪

昨日、尚吾さん帰ってきませんでした(T^T)』



誰???


美優って…。


一生懸命考えたが、美優なんて思いつかない。