「伊織、ごめんな?」 「なにが?」 「怪我させちまって‥」 「怪我?‥あーあ、怪我なんか 当たり前だから大丈夫!!」 「‥それでも」 「大丈夫だって!」 「‥わかった」 伊織は怪我なんかよりも、 気絶させられたことが 屈辱的だったらしい‥―