早朝。 大きな物音に目が覚めて 起き上がると ”ドン”と言う音と共に お母さんの泣き声が聞こえた。 携帯を開いて時間を見ると まだ5時過ぎだった。 「 ・・・っ 」 声を殺して 気配を消して 一歩一歩、音のする部屋へ向かう。 廊下のつきあたり、 私の部屋の2つ隣の お父さんが使っていた部屋の 扉が少しだけ開いていた。 扉の隙間から中を覗くと 「 何してるの! 」