─────────カタン・・ 物音に目を覚ますと あの人が、私に背を向けて 座っていた。 「 ・・・・・ッ 」 ”怖い” 体が震えて、一気に目が覚めた。 「 起こしたか 」 私の視線に気付いたのか 男は振り返って、”ごめんな”と 私の頬を優しく撫でた。 「 食欲、ないんだって? 」 一輝から聞いたのか 心配そうに私を見て ────────チュッ 額に、キスをされた。