『 目、覚ませよ…! 』 逃げることを完全に諦めて ”龍一に愛されたい”と 言った私を泣きながら 叱ってくれた一輝。 元の生活に戻るための、 私が帰るための、唯一の光。 傷を見たときに泣いたのは 私だけじゃないって一輝は 言ってたけど、 「 優斗さん 」 「 うん? 」 「 一輝の腕の傷、知ってますか? 」 きっと、アレを見て涙を流したのは 優斗さんだ。