お母さんは、何も言わずに私の背中を トン トン とゆっくりと撫でるように叩いた。 小さい赤ちゃんを寝かしつけるように、そっと・・ お母さんにとっては、私はまだ赤ちゃんのころと同じなんだろうね。 体が大きくなっても 生意気になっても まだまだ私は子供。 お母さんの胸の中で、自分の気持ちを整理した。 今日、感じたこと。 握手をした手が今も、うれしくて震えそうなこと。 大好きなチーズケーキを一口食べると、 涙が溢れた。