―…

「あー…」

廊下に放り出された春人は座り込んだ。


「しくったな…」

何で、あんなことしちゃったんだろう。

ひんやりと空気は冷たいのに、顔の熱は冷めない。


気の所為という事で…。



それぞれの夜が朝に向かってゆく。