「なんで、こんなことするのよ…あたし達…」
「友達じゃなかったの?? …って??」
馬鹿にしたように言ったその言葉。
「友達…ねぇ… 何それ??」
怒りで、体が震える。
こんなヤツだったんだね?
「ずっと…あたしを騙してたの?」
静かに…ゆっくりと問う。
「そうよ?」
あまりにも、あっさりした答えにあたしの何かが切れた。
「なんでそんな事するのよ!?!?」
思いっきり、腹の奥から出した声。
一瞬、理香ちゃんは、目を見開いたけど、すぐに元の表情に戻った。
「あんたが悪いのよ!!」
あたしと同じく声を荒げた、理香ちゃん。
「あんたが、岡本君を奪おうとするから!!!!」
え……??


