-真由sideー
「う…イタ…」
そこは、見憶えのある部屋。
もしかして…ここは…
確かめようと、立ち上がった瞬間。
「キャァ!!」
なにかに、ひっかかり、転んでしまった。
なにこれ…鎖…!?
どんだけ、悪趣味なのよ…
その、鎖は、ベットに繋がれているみたい。
そういえば…なんでこんな事になったんだっけ??
-朝。
「真由ちゃん!!」
呼び止められた。
「あ、おはよ~」
「ちょっと、来てもらえる??」
ニッコリする女の子について行ったら…
「うッ…!?」
後ろから、誰かにハンカチをあてられて…
それからの記憶が全くない。
あたし…誘拐された!?
そう思った瞬間。
「あら、起きたのね…」
声がした。


