「思ったより早く起きたな、お前」


なんで、お前なんだよ!?


直輝……



「なんで、ここに居るんだ? 直輝」

低い声で、怒っている事をアピールする。

「あはははははッ!!!!!」

いきなり、笑いだした直輝に背筋が凍る。

「今頃…真由も…」

「何ッ!?」

「なんでもなぁい♪」

どこか、楽しそうに見えるのは、気のせいなのか…?

「何が目的だ?」

睨みつけるように言う。

「目的…ねぇ…?? それは…」