今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~



二人で、夕暮れの道を歩く。



「光康…??」


「ん??」


「大好きッ!!」


「なッ…」



あたしの、思いがけない告白に、光康が顔を赤くする。



「え、何~!? 照れてるの??」


「………」



無言の光康。


どうやら、怒ってしまったらしい。



「ごめん…光…ひゃッ!!」



顔を覗き込むようにして、


謝ろうとした瞬間、


あたしは、光康の胸の中。


見上げると、


「俺を馬鹿にするなんて、百万年早い」


そう言って、笑う光康。