ヤバい… そう思った時には、もう遅くて、 「ん…」 重なり合う唇。 触れるだけのキス。 ずっと、こうしていたい… そう思うあたしは、我儘なのだろうか。 ずっと手に入れたくて… でも、手に入れられなくて… 辛い思いもいっぱいした。 だから、小さな幸せが大きな幸せに感じるんだね。 こんなことも知った。 当たり前に出来ている事が、当たり前じゃないんだって。 幼馴染の関係だけだったら、気づかなかっただろう。 毎日、話ができて… 毎日、一緒に笑えて… 小さなことでも、当たり前なんかじゃない。