今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~



光康がゆっくりと口を開く。



「転校してきてから、ずっとあなたが好きでした。よろしかったら…僕と付き合っていただけませんか??」


あたしも、ゆっくりと口を開く。



「もちろんです…あたしも、大好きです…」



ありきたりだけど…


これが精一杯なの。




「本当ですか? 良かった…」



柔らかく笑い、あたしを抱きしめる。



その腕の中は、心地よくて、



「気持ちいい…」



思わず声が漏れてしまった。


光康の顔を見ると…



「気持ちいいんですか?? もっと気持ちいい事します??」



そんな事を言っている。


王子様キャラでも、エロいんだね…



「ま、無理やりにでも、しますけど…??」



そう言って怪しげに笑った光康。