「騙すような事してゴメン…でも、これだけは、ゆずれなかったんだ」 「いいですよ、もう…」 優しく笑う中野。 そこで、親父が口を開く。 「会場の皆さん、 本日は、本当にありがとうございました! これからも、中野財閥と岡本財閥をよろしくお願いします!」 湧き上がる歓声、拍手。 それは、いつまでも鳴りやまなかった。