「はい!」 一番、ステージに近いテーブルで。 すごい目立つ所だった。 「真由!!」 「…直輝」 同じテーブルに座っているのは、直輝。 あとは、知らない人だけど、 親族だと思う。 「あたし、ここでいいの??」 「いいんだよ! 来てくれてありがとな…」 「でも…遅れてゴメン…」 「いいの! 来てくれただけで、十分」 そんな会話をしていると、 「では…挨拶があります」 司会者の声が聞こえた。