「やっと…着いた…」 自動ドアで、中に入り、 受付を探す。 「あれだ…!」 息があがって苦しい。 でも、一刻も早く行かなくちゃ… 「すいま…せん、招待状をもらって…ます。入れて下さい」 「今は、無理です!」 あたしを見て、ビックリしたのか、 受けつけの人は、目を見開いている。 「お名前は…??」 「花本…花本 真由です!」 名前を言うと、さらに目を大きく見開いて、 「来て下さったんですね!!」 「…は??」 「何ですか? その格好は…着替えますよ!」 「え?」 なんで…!?