ー真由sideー 「もう、5時半…か」 パーティ開始まで、あと30分。 私は、自分の部屋で ただただ、時計を見つめていた。 時間が過ぎるのを待つだけ。 朝から、ずっとこうしている。 行く気はないから、私服。 その格好で、ずっと時計の前に座っているんだ。 その時ー… ~♪~♪ 「……え?」 携帯が鳴った。