ー光康sideー 「どうしたんですか??」 「え…?」 「さっきから、ボーっとしてません??」 控室に向かう途中、中野にそんな事を言われた。 「そんなことありませんよ?」 口では、そう言うが、 自分でも、上の空だと思う。 真由の事で、頭がいっぱいなんだ。 「ここです」 中野に言われ、控室へと入る。 そこには、もう俺達の両親がいた。 もちろん、俺の親父も。 今日、俺がやることに対して、 親父は、どんな反応をするだろうか…