「くッ…」 俺は、吹っ飛ばされ、 壁に叩きつけられた。 背中の感覚がマヒした。 その時ー… ーーガチャ 「何してるんですか!!!」 紗江が入ってきた。 「お二人共…血が…」 「大丈夫だ」 親父は、服の袖で血を拭う。 「気にするな」 俺が言うと、 「何言ってるんですか!!行きますよ!」 無理やり、社長室から連れ出された。