ーーーー 「真由…」 「ん??」 晩御飯の最中。 お母さんが、あたしの名前を呼んだ。 「なんでもないわ…」 「何それ~、変なの!」 「ごめんなさいね」 なんだろう… お母さんの様子がおかしい。 なんというか… 「なんで、そんなに元気ないの?」 「え…? やあね…なんでもないわよ」 「そう…??」 お母さんの態度。 何にもないように思えないんだよな~… ま、いいか… 明日になったら、直ってるでしょ… あたしは、軽い気持ちで、 自分の部屋へと向かった。