ーガラッ ビクッ!!!! 「……あ」 声を出してしまったのは、あたし。 ドアの前には、あたしの大好きな人が居た。 なんで…光康が… そんな、疑問ばかり浮かんでしまう。 光康は、自分の机に向かい、 机の中から、筆箱をとりだした。 …あ、忘れ物を取りに来たのか… ビックリした。 そのまま、一言も話さずに、 ーガラッ 出て行ってしまった。