あたしが、立ちつくしていると、 キャァーーー!!! 黄色い悲鳴が起こった。 それは、まるでアイツが来たことをあたしに伝えているようで。 人だかりに気付いたのか、アイツはこっちに来る。 徐々に、歓声も近づいてきて。 あたしは、動けなくて、掲示板の前に立ちつくしたまま。 そのとき… 「なんだこれ…」 思い切り素のアイツの声が聞こえた。 目を見開いて、張り紙を凝視している。 あたしは、そこから立ち去った。