あの日から、二日が経った。


あたしも大分、心の整理が出来てきた。


直輝には、二日前にあったことを、全部話した。


「辛かったら、いつでも頼れ」


そう言ってくれた。



あたし…光康の事は諦めようと思ってる。

どうせ、最初から無理があったんだ。

あたし、頑張るから。



今は、放課後。

ももと美優は、委員会があるみたいだから、

一人で帰ってるんだ。

歩いてると、


「真由ちゃん…」


名前を呼ばれた。