「ねぇ…岡本君?? 本当の事言ってもらっていいのよ…?」

この女…。

油断できねぇ…。


「貴方…岡本財閥の跡取り…でしょう??」




そう…俺は、岡本財閥の一人息子。

生まれた時から、将来は決まってた。

今の学校に転校してきたのだって…

全て、親父の思惑。

自分の都合のいいように、子供をあやつる冷酷人間。

真由が居たから、俺はあの学校に行くことを了承した。


だが…俺の親父の狙いは、

俺を、この中野財閥の娘と…









結婚させること……。