神門「釛・・・」 僕は曲がり角をずっと見つめていた。 銀髪娘「ふう」 曲がり角を見つめる神門の横にある太い木のてっぺん。銀髪娘が佇んでいたのに神門は気づかなかった。 銀髪娘「貸しひとつね」 銀髪娘は神門を見て、隣の家の屋根に飛び移った。 僕はしょうがないので家に帰った。 部屋で、『釛に会ったらなんて言おうか』ということを考えた。しかしそれも無意味だった。それから一週間の間、僕の前に釛は姿を現さなかった。