「僕も時間に余裕があったので」


穂希ナイス!!

あんたはホントにいい弟だ!!


「羽織」

「へ?」


穂希はケータイを渡してくれた。


「それ、履歴入ってる」

「え?」


ケータイの履歴を見てみると、一番上に知らない番号があった。


「それ、意咲の」

「困ったことがあったらいつでも電話してください」

「穂希……意咲くん……ありがとね。登録しとく……意咲の?」

「はい?」


穂希の言葉に引っかかる言葉が。


「今……意咲のって言ったよね?穂希」

「あぁ」


電話番号を見てみると、090********。

ケータイ独特090……。

ケータイ……?


「まさか意咲くんケータイ持ってんの!?」

「あ、はい」


最近の小学生は恋愛にケータイまでも!?

なぜだかショックを受けた……。