あぁ……バレてたんだ。

頑張ったのに。


さすが、ダテに長い間一緒にいたわけじゃないね。


『そっか……。あたしが暇って答えたら、どうする気なの?』


ただの遊びの誘いなんてしないよね?


『羽織ちゃんの家に行っていい?』


……いきなり!?


『……いいよ』


ピーンポーン♪

早くね!?


メール送ってからチャイムがなった時間わずか五秒


え?

でもまさか……ねぇ?

そんなに早いわけ……。


ガチャ

ビクッ...。


「羽織」


……穂希……の声?

泣き顔を隠すために布団にくるまっていたから、顔は見えないけど。