小学生と暴走族【夜桜】














目が覚めると、見知らぬところにいた



藍は……出なかったのか……?



「よぉ、目覚めたか」



急に後ろから声がした



振り返ると小さな男の子がいた



「っつぁ!」



頭がズキズキと痛む



たまらず頭を抑えた



「あまり動かないほうがいいと思うぞ



頭殴られたんだろ?」



そういえばそうだった……



小学生相手に容赦ないな



「……ここどこ」



「たぶん、天琉の倉庫。 俺らは天琉の奴等に連れてこられたんだ」