小学生と暴走族【夜桜】





あいつらもついてくる



この辺の裏道は結構複雑なため、とにかく移動すればあいつらもついてはこれないはず



2、3歩踏み出したところでまた曲がる



それを何回か繰り返しているうちにあいつらはいなくなった



成功!



だがそのとき、頭に強い衝撃がはしった



「……っ!?」



後ろにいたのか……!



私はそのまま意識を手放した



さすがに頭を殴られちゃ無理だ



私が最後に見たもの



それは男の不気味な笑顔だった