「最低…」 「待てよ!!そんなんじゃない!!」 真生はあたしの腕を掴んだ。 ――っ?! 「この香水は…」 「離してッ!!」 誰の香水かなんて聞きたくない!! 大声を上げたあたしに驚いたのか掴まれていた手の力が少し緩んだ その隙に走って自分の部屋に入った。