「美嘉、見ーっけ」 後ろからギュッと抱き締められた ――ゴンッ! 机の下でも抱き締められるとあたしは思いもしなくて びっくりした拍子に机に頭をぶつけた。 「痛っ!!」 ぶつけた所撫でながら机の下から出ると目の前には勝ち誇ったような顔を見せる真生が立っていた。