眠り姫にはキスを。




この現実に、私の頭がついていかない。


体も固まってしまって、動かなかった。




ボー然と立ち尽くす私の横を、先生が通った。


いつの間にか、HRの時間になっていたらしい。



それと同時くらいに、加奈と進藤くんが戻って来た。




「何だったの?」