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街と言う程では無いが、放課後に国道通りに出ていた。
此処は好きではなく、滅多に来ないが仕方ない。明け方、使っていたマグカップを不注意に落としてしまったのだからその代用が必要なのだ。
通りにある雑貨屋を求めて歩く。歩く。
ここ最近の放課後は彼が側に居たからポッカリと開いた気分だった。と気付いたのは店内に入ってから。独りぼっちのような空虚感があった。
「……」
だが、そんな事思っても仕方がない。せめて早く帰ろうと思い、気に入ったマグカップを見つけてから店内を出た。
その瞬間、
「っ――!?」
凍りつく全て。
何もない平凡な一日だった筈で、これからもそう願っていた。なのに。



