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「それで、菜穂姉は何でここに?」
家までの帰り道、足取りが自然と遅くなりながらも問い掛ける。
菜穂姉が徒歩で学校近くまでくるなんて珍しく、そもそもが今日来るなどと聞いて居なかったので疑問だったのだ。
「未来ちゃんの家に行ったら誰も居なくて、時間も時間だったし心配したのよね」
でも、無事で良かった。なんて事を言われるものの、ゆっくり歩いての登場だったが為にいまいちピンと来ない。唯一あのしゃべり方が本当なのかもしれないが。
何であれ、心配を掛けてしまっていたようだった。
謝ろうとするより先に、用件を続けざまに放たれた。
「未来ちゃんの家に行った理由は、食事の件の話で。なの」
「!」
それを聞いて体が跳ねた。



