Cutie Blonde*頬に白ホイップ*

* * * * *


「す…すみませんっ!お待たせしましたっ!」

「そんなに走ってこなくても良かったのに。」

「でも、寒いですし待たせるのは…。」

「…ありがと。走って来てくれてちょっと嬉しかった。」


優しい微笑みが、柔らかいライトの光に照らされている。
吐く息が白く染まる、そんな寒い夜なのに、絡まる指は温かくて。


「さて、車、駐車場なんだ。行こう?」

「はいっ!あ…あの、ゆ…佑介さんのお家に行く前に…一度私の家に帰ってもいい…ですか?」

「え、なんで?」

「あの…昨日の夜…あ、23日の勤務後はほぼ徹夜というか…その、泊まり込みでケーキを作っていたもので…お風呂入りたいなって…。」

「お風呂ならうちで入ればいいよ。あ、その…別にヘンな意味じゃなくてね。」

「…ヘンな意味…?」

「あーごめん。今の忘れて。でも着替えとか取りに行った方がいっか。明日もあるしね。」

「いい…ですか?」

「もちろん!はい、乗って。」

「あ、ありがとうございます!」


バタンとドアが閉まる。


「おうち、どの辺?」

「えっと…●○町の△△スーパーの向かいにあるアパート…なんですけど。」

「あぁ、了解。」


走り出す車。
所々にあるイルミネーションに目を奪われ、ついつい窓の外を見てしまう。


「綺麗…。」

「あ、そうだね…せっかくだし、少しイルミネーションでも見ていこうか?」

「え、いいんですか?」

「だってひなた、見たそうな顔してるもん。」

「わ…ば…バレました?」

「バレましたー!」


そう言って佑介さんは近くの大きなクリスマスツリーがライトアップされている場所まで連れて来てくれた。