「葵ー!起きろぉ!」
「んん……?」

眠たい目をゆっくり開けると…

「はっ…!!??」

満面の笑みの健太がいた。

「なな、なんで健太が!?」
「葵の家に来たら、おばさんが出かけようとしてたみたいで、入っていいわよ~って」

…ママ…。

ママのお気楽さに落胆していると、

「さ、葵。お目覚めのキス、しとく?」

あたしの顎をクイッと上げる。

「し、しないからっ!!」

「ちぇ~」

う、いじけてる顔、可愛い…

って、ちがぁぁぁぁう!!