ちょ、なに言っちゃってんのマジで。超かっこいいのは当たってるけど(ナルシストではない)、身体の相性ばっちり?自慢の彼氏?おい。まてまて。ふざけんじゃねー!!
『誰が彼氏だクソ女!!』
「やんっ。照れなくていーじゃん翼ー。」
『照れてねぇよ…っ!』
「あはっ。もー照れ屋さんっ。」
『(…、この女…、)』
殺す。本気でぶっ殺す。超ムカつく。
今の俺が照れてるように見えんのか。マジギレじゃボケ。眼科行け眼科。つーかお前の方こそ呼び捨てにすんな!馴れ馴れしいのはてめえだコノヤロー。
ひくひく引きつる口角。理向あみはさらにぴたっと腕にくっ付いて、甘ったるい声で口を開く。
胸も一緒にさらに押し付けられたけど、もうムラムラしない。イライラが勝る。
『離れろてめえ。』
「い、やっ。」
『(殺す。)"ほんと"の彼氏にくっ付いたら?』
「うん。だからくっ付いてんじゃんっ。」
『い゙…っ!』
マ ジ で 逝 か す。
赤面は確実。卒倒も免れかねないニカッと咲いた無垢な笑み。
に、反して理向あみもといクソ女は俺の腕をぎゅうううーっとバカみたいに強い力でつねってきた。
痛い痛い痛い痛い。ちょ、爪めり込んでるってうざい逝っちゃえ。つーかその力嘘だろ女じゃねぇ。
あまりの激痛に俺の瞳には涙の膜が張った。


