小悪魔❤︎アクマ


ちょ、なに言っちゃってんのマジで。超かっこいいのは当たってるけど(ナルシストではない)、身体の相性ばっちり?自慢の彼氏?おい。まてまて。ふざけんじゃねー!!


『誰が彼氏だクソ女!!』

「やんっ。照れなくていーじゃん翼ー。」

『照れてねぇよ…っ!』

「あはっ。もー照れ屋さんっ。」

『(…、この女…、)』


殺す。本気でぶっ殺す。超ムカつく。

今の俺が照れてるように見えんのか。マジギレじゃボケ。眼科行け眼科。つーかお前の方こそ呼び捨てにすんな!馴れ馴れしいのはてめえだコノヤロー。


ひくひく引きつる口角。理向あみはさらにぴたっと腕にくっ付いて、甘ったるい声で口を開く。

胸も一緒にさらに押し付けられたけど、もうムラムラしない。イライラが勝る。


『離れろてめえ。』

「い、やっ。」

『(殺す。)"ほんと"の彼氏にくっ付いたら?』

「うん。だからくっ付いてんじゃんっ。」

『い゙…っ!』


マ ジ で 逝 か す。


赤面は確実。卒倒も免れかねないニカッと咲いた無垢な笑み。

に、反して理向あみもといクソ女は俺の腕をぎゅうううーっとバカみたいに強い力でつねってきた。

痛い痛い痛い痛い。ちょ、爪めり込んでるってうざい逝っちゃえ。つーかその力嘘だろ女じゃねぇ。

あまりの激痛に俺の瞳には涙の膜が張った。