「れーっん!!
ねぇねぇ、今日彼氏くるんだけど、ゴムもってない?!」
「…はぁ」
「栞さん!」
「あら、桃嘉ちゃんじゃん!!
ぁ、もしかして蓮使う?
んじゃ、いいや〜」
栞さんはそう言って、嵐のように去って行った。
「綺麗な人だなぁ…」
蓮もすごいカッコいいけど、
栞さんは負けないくらいの美人。
栞さんの彼氏には、まだ逢った事ないんだけど。
ってか、なんか…すれ違いっていうか。
逢ってみたいんだけどね。
「おふくろ、今日ずっと家?」
「違うわよ。三津さんの家に行くって、昨日言ったでしょ」
「あいつ俺いるくせにヤる気かよ…」
「??」
「桃嘉、さっき姉貴が言った通り、ここあいつの彼氏くるからここにいられないんだけど」
「え、栞さんの彼氏さん、逢いたい!」
「却下」
「えーいいじゃん!!」
「映画でいいだろ。俺もその予定だったし」
「一人で??」
「桃嘉誘って」
「…逢いたいなぁ」
「アホか。支度してくるから、ちょっと待ってろ」
そう言って、蓮は階段を上がって行った。

